ホテル椿山荘東京様へお届けしたブーケ。
人気の白いカラーを使ったブーケです。
カラーのブーケというとすらりと長い茎を生かしたアームブーケが定番ですが、kukkaでは小ぶりのカラーをぎゅっとまとめた丸いクラッチブーケも人気です。
合わせる花やグリーンを変えて、色々なバリエーションでお作りしています。
今回はアジサイの他に八重のリシアンサス(トルコキキョウ)等も使ってお作りしました
カラーだけだと堅い印象になりがちですが、実やグリーンを入れて少し動きを出しました。
毎回思うけれど、カラーのブーケはシンプルなだけにごまかしがきかず難しい!
色んな方向に向いた花びら(仏炎苞)や曲がり方の違う茎を思うような向きにして束ねるのはけっこう技術が入ります。
時間がかかって手の熱であたたまると柔らかい茎が傷んでしまいますしね。
でもあれやこれや組み合わていくと、すーっとなじむ組み合わせがあるんですよね
好き勝手な方向を向いていたカラーたちが、きゅっとまとまって美しい向きになってくれる時が。
さてそんな風に難しいカラーのブーケなのですが、
今回は更に
クラッチブーケなのにキャスケードブーケ!
しかも3つに分けられるシェアブーケ!
というトリプルな難しさ
キャスケードブーケは花や茎を下向きにしなくてはいけないのですが、クラッチでそれをすると茎を折る事になってしまうため、通常はブーケホルダーという吸水性スポンジに持ち手がついたものに花を挿して使います。
(ブーケホルダーとは? >>)
でもkukkaに依頼してくださる花嫁様は、「ナチュラルに茎も見せたいし、キャスケードにもしたい」という方が多くて、グリーンや小花を下に垂らしたキャスケード風のクラッチブーケも良く作ります。
これもなかなか難しくて手間が掛かるんですよね。
ブーケに束ねる前の一つひとつの花束はこんな感じです。
こう見ると小さめの花束に見えますが、合体するとかなりのボリュームのブーケです。
ラウンド形のクラッチブーケだと比較的シェブーケにしやすいのですが、今回はキャスケードなので、その分とっても難しかったです!
ラナンキュラスやトルコキキョウのような柔らかい花だと、3つにまとめた時もうまくなじんでくれるのですが、花びらが堅いカラーだとあまり強く合体させると花が傷ついたり折れる可能性もあるので、慎重に慎重に束ねました。
その甲斐あってぱっと見た時はまさか3つに分かれるシェアブーケとは思わないのでは??
花嫁様にも喜んでもらえてひと安心。
kukkaとしてもまた一つ成長できた気分です
新郎新婦様ご依頼ありがとうございました。
末永くお幸せに。
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白カラーのシェアキャスケードクラッチブーケ [ 椿山荘東京様へ ]
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